「さかいDMウォーク」は糖尿病患者さんと医療者(医師・看護師・管理栄養士など)が一緒に堺の街を歩くイベントです。
戦国~安土桃山時代に黄金の日々を築いた堺の街の歴史に触れながら、糖尿病のこと、正しいウォーキングのしかた・靴の選び方などを楽しく学ぶことが目的です。
今年はそのプレイベントとして6月8日に「さかいDMウォーク2008」を開催しました。堺市内の2つの診療所の糖尿病患者さん・医師・看護師など38名の参加をいただきました。
「歩こう!発見しよう!味わおう!
わが街堺・まるごと健康づくり」
「さかいDMウォーク」は糖尿病患者さんと医療者(医師・看護師・管理栄養士など)が一緒に堺の街を歩くイベントです。
戦国~安土桃山時代に黄金の日々を築いた堺の街の歴史に触れながら、糖尿病のこと、正しいウォーキングのしかた・靴の選び方などを楽しく学ぶことが目的です。
今年はそのプレイベントとして6月8日に「さかいDMウォーク2008」を開催しました。堺市内の2つの診療所の糖尿病患者さん・医師・看護師など38名の参加をいただきました。
コースは全長約5.8km。
JR阪和線もず駅前の大仙公園を出発して、南海高野線堺東駅前に近い土居川公園がゴールです。
スタート地点: 大仙公園「いこいの広場」
1週間前に梅雨入りしていましたが、幸い雨も降らず当日を迎えることが出来ました。開会式・ルール説明・準備体操を行って、1グループ約10名ごとにスタートしました。
チェックポイント1 「南宗寺」に到着
ここで希望者の方に血糖値を測っていただいた後に堺名物のお菓子「ケシ餅」を食べていただきます。お菓子を食べて1時間歩いた後血糖値はいくらになっているでしょう?
予想に一番近かったグループに高得点が与えられます。
南宗寺ではウォーキングシューズ専門店「異邦人」の方が靴のサイズを測り、「正しいウォーキングシューズの選び方」、正しい歩き方の指導をしてくださいました。
チェックポイント2 「開口神社」に到着
各チェックポイントでは、堺の歴史に関わる「さかいクイズ」と糖尿病に関わる「メディカルクイズ」が用意されています。ここの「さかいクイズ」はけっこう難しかったですね。この神社の中にヒントが隠されているかも?
チェックポイント3 「菅原神社」に到着
永年住んでいても堺の歴史にについて知らなかったことがいっぱいあります。神社の方にいろいろ教えていただきました。
昼食休憩 「ザビエル公園」に到着
南宗寺でケシ餅を食べた方の血糖値を測定。お菓子を食べたから結構上がっているのではないかと思ったら、かえって血糖値が下がっていたチームもありました。1時間歩いた影響がこれほどあるとは。
各自が持ってきたお弁当を食べた後は、堺の歴史に詳しい参加者の方が、菅原神社・ザビエル公園のゆかり、果ては日本人のルーツにさかのぼって興味深いお話しをしてくださいました。
ゴール地点の「土居川公園」に次々と到着。
参加者のみなさんに行ったアンケートの結果では、平均年齢58.0(最若28~最高73)歳。
歩いたコースは「ちょうどよい」62%、「楽だった」38%、「きつかった」0%。
来年も参加したいですか?「はい」100%、「いいえ」0%でした。
「トイレの場所を分かりやすくする」など、いただいたご意見を来年度以降のイベント運営の参考にさせていただきます。
優勝チームは「耳原老松診療所3チーム」でした。
「さかいクイズ」正解率90%「メディカルクイズ」正解率100%、血糖値予測誤差-1mg/dl、歩数予測誤差+2879歩、の大変優秀な成績でした。おめでとうございます。
<イベントルール>
(ア) |
グループ毎に定められたコースを歩き、時間内にチェックポイントを通過します。各グループに1枚カードを渡しますので、リーダーが持ち歩いてください。チェックポイントに着いたら、係員からカードにスタンプをもらい、その場でクイズに回答してください。総合得点で優勝を争います。(コースを外れたり、到着時間に制限があるチェックポイントでスタンプをもらわずに通過してしまったりすると、失格(リタイア)の扱いになってしまうことがあります) |
(イ) |
南宗寺では、①ウォーキングシューズの選び方・履き方、②正しい歩き方、③餅を食べて歩くと血糖値がどう変化するクイズ、の3つのコーナーがあります。それぞれのコーナーでメンバーのうち1名が参加して、スタンプをもらうようにして下さい。チェックポイント通過にあまり時間がかかりすぎると、次のチェックポイントの制限時間に間に合わず失格になってしまうことがあるので、注意してください。(南宗寺では20-30分程度を想定しています) |
(ウ) |
開口神社、菅原神社のチェックポイントはそれぞれ1箇所だけです。クイズに回答して、スタンプをもらってください。 |
(エ) |
ザビエル公園に12時頃に到着の予定です。チェックポイントでスタンプをもらい、南宗寺で餅を食べた人のうち1名の血糖値を測定します。(クイズと関係なしに希望する方の血糖も測定できます)南宗寺で餅を食べる前に計った血糖値との差がいくらになっているか、予想と近かったグループに高得点が与えられます。血糖値測定の後、インスリン自己注射が必要な参加者は、自己注射コーナーを用意していますので、そちらで打っていただき昼食となります。昼食は参加者が各々適切と思われるお弁当を用意して来ていただきます。なお、ザビエル公園の近くにコンビニエンスストアはありませんので、現地での弁当調達は考えないでください。ザビエル公園出発は13:00頃です。 |
(オ) |
西本願寺のチェックポイントは1箇所です。クイズに回答してスタンプをもらってください。 |
(カ) |
妙国寺を通過した後、土居川公園に入ってすぐに最後のチェックポイントがあります。ここもクイズが出ます。 |
(キ) |
ゴール地点に到着した後、整理体操と表彰式がありますので、それが終わるまで勝手に解散、帰宅は絶対にしないでください。 |
このイベントは複数の病院・診療所が合同で参加しており、またコースが公園などの閉鎖された地域でなく市街地というオープンであることから、行方不明者が出た場合に探し出すことが大変困難となります。
行方不明者が出た場合、イベントを中止して最後の一人の安否が確認されるまで捜索を行わなければなりません。
参加者の安全を守り、イベントを無事に完了するために、単独の院所で行う小グループでのウォーキングや、健康な方を対象としたイベントとは異なることをご理解いただき、ルールを厳守していただくことをお願いいたします。
<安全のためのルール>
(ア) |
参加者は、目印のストラップを必ず見えやすい位置に付けてください。とくに患者の家族・友人の方は顔をよく知られていないことがありますので、スタート前に携帯電話のカメラで写真を撮っておく、服装を覚えておくなどの対策を採っておくようにお勧めします。糖尿病患者2名に対して医療者1名程度の割合がグループ構成として適切です。 |
(イ) |
グループのリーダーは定められたコースを外れないように常に注意してください。 |
(ウ) |
開口神社、菅原神社のチェックポイントはそれぞれ1箇所だけです。クイズに回答して、スタンプをもらってください。 |
(エ) |
信号を必ず守る。横断歩道がある場所は必ずそこを渡る(横断歩道がない場所を無理して渡らない)こと。(歩道橋がある場合は、そちらをなるべく利用してください) |
(オ) |
歩くのが早い人、遅い人がかならずありますので、原則2名以上の医療スタッフでグループの先頭と最後尾を占めて、隊列がばらけないように、全体のスピードに配慮してください。信号待ちなどでグループが割れてしまいそうになったら、先のメンバーは進むのを止めて、後のメンバーの合流を待ってください。 |
(カ) |
メンバーが体調不良・トイレなどで動けなくなった場合でも、グループを2つ以上に分けないで行動してください。動けなくなった場合はイベント本部に携帯電話で連絡して、指示を受けてから行動してください。緊急事態であれば、同時に119番通報を行い、耳原総合病院に搬送してください。(本部から救援隊が駆けつけて、残りのメンバーの安全を確保します) |
(キ) |
本部から携帯電話で連絡があった場合、すみやかに応答してください。現在位置の確認・メンバーの状態などの質問に答えられるようにしておいてください。主催者は、ウォーク開催中、悪天候等により続行が困難な場合、行事中止の案内をリーダーの携帯電話に連絡します。なお、リーダー自身で判断して危険だと思ったら、その時点で中止し、棄権の連絡を必ず本部へ連絡してください。 |
(ク) |
リーダーは、棄権する場合、速やかに大会本部へ連絡し、絶対に無断帰宅はしないでください。 |
<レクリエーション保険について>
(ア) |
主催者は、レクリエーション保険に加入し、万一の事態が発生した場合は、保険の範囲内で対応させていただきます。なお、死亡時・後遺障害に対する1人あたりの支払限度額は1000万円、入院日額・通院日額はそれぞれ5000円・3000円です。保障はイベントのチェックインから終了までの間です。ご自宅からイベント会場まで、イベント終了から帰宅されるまで、の間は対象となっておりませんのでご注意ください。 |
(イ) |
参加者は、他の参加者・近隣住民への迷惑行為、公衆道徳に反する行為などは絶対にしないでください。主催者および参加者が負う賠償責任に対する保険もかかっておりますが、故意であったり悪質であったりする場合は保険の対象とならない場合もあるのでご注意ください。 |
さかいDMウォーク実行委員会
委員長 山尾内科クリニック 山尾卓司
副委員長 耳原老松診療所 井上朱實
大阪府下の病院・診療所から400名ちかい糖尿病患者・医療者が花博記念公園に集う、大阪DMウォークラリーというイベントがこれまで15回にわたって開催されてきました。
今後、糖尿病罹患者の増大、運動療法の重要性に対する理解が深まること、などから参加希望者が増加することが予想される一方、このイベントの規模をこれ以上大きくすることが難しくなっており、また毎年同じ場所で開催されることにより大阪府下でも特に南部に住む人々にとっては参加しにくい状況があると考えられます。
このことから私どもは、糖尿病患者および医療者がともに堺市街を歩き、運動療法として歩く楽しさを実感しながら、堺の歴史に触れることができる新しいイベントを立ち上げたいと考えてきました。
2009年度の第1回さかいDMウォークの開催に先立ち、プレイベントとして上記の開催を予定しています。ご参加・ご協力のほどよろしくお願いいたします。
【 概 要 】
<名 称> | さかいDMウォーク2008 「歩こう!発見しよう!味わおう! わが街堺・まるごと健康づくり」 |
<目 的・ルール> |
グループ毎にスタート地点からゴール地点まであらかじめ決められたコースを歩きながら、正しい歩き方、靴の選び方などを学び、餅などの間食により血糖値がどれだけ上昇するか、などを体験。堺の町の歴史に触れながら、歩く楽しさを実感する。「DMクイズ」「さかいクイズ」「餅を食べ、歩くと血糖値がどれだけ上昇するか」などの問題に答えながら制限時間内にゴールして、問題の正解率などで順位を争う。 |
<日 時> |
2008年6月8日(日)小雨決行 |
<参 加> |
病院あるいは診療所単位での参加とし、必ず主治医または院所スタッフがチームリーダーとして参加していただきます。 |
<集 合> |
午前9時30分 大仙公園いこいの広場 (JR阪和線 百舌鳥駅) |
<解 散> |
午後2時30分(予定) 土居川公園 (南海高野線 堺東駅) |
<対 象> |
糖尿病患者とその家族・友人 |
<参加費> |
500円(レクリエーション保険料が含まれています) |
<コース> |
(総距離約5.8km) |
(ア) |
参加者は、交通事故防止に努め交通ルールを守ってください。 |
(イ) |
参加者は、実行委員会が定めたコースを歩いてください。 |
(ウ) |
参加者は、他の参加者・近隣住民への迷惑行為、公衆道徳に反する行為などは絶対にしないでください。 |
(エ) |
参加者は、必ず歩道を歩いてください。歩道が無い所では右側を一列で歩いてください。 |
(オ) |
参加者は、目印の青いストラップを必ず見えやすい位置に付けてください。 |
(カ) |
リーダーは、必ず全てのチェックポイントを通過し、チェックを受けてください。 |
(キ) |
リーダーは、棄権する場合は、必ずCPにおいてその旨を伝え、チェックカードを返却してください。 |
(ク) |
リーダーは、参加者が行事中に病状や体調が悪くなった場合は、本部に連絡すると共に、緊急事態であれば、119番通報を行い、耳原総合病院に搬送してください。 |
(ケ) |
主催者は、ウォーク開催中、悪天候等により続行が困難な場合、行事中止の案内をリーダーの緊急連絡先におこないます。なお、リーダー自身分で判断して危険だと思ったら、その時点で中止し、棄権の連絡を必ず本部へ連絡してください。 |